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鉛筆の持ち方、箸の持ち方

 鉛筆の持ち方も、箸の持ち方も、幼児期に正しい持ち方をしつけておかないと、幼児の段階で間違った癖ができてしまいます。小学生になるとなかなか矯正できません。週に一回習字教室に通っても、普段の生活で持ち方が悪ければ癖はほぼ固定化されます。

 大人になってから癖を直すという強い意志が自分にあれば別ですが、なかなか困難だと思います。

 

 鉛筆も、箸も、正しい持ち方をしていないと見た目も美しくありません。当の本人が気にしなければいいという考え方もあるかと思いますが、他の人から見ると案外気になるものです。

 

【鉛筆の持ち方の悪い例】

 

  • 握るように鉛筆を持つ
  • 人差し指と中指が鉛筆の上に乗る
  • 鉛筆を親指の付け根で支える
  • 鉛筆の先が体の方に向いている

 文房具売り場に、正しく鉛筆を持つためのグリップのような補助器具が売られています。右利き用、左利き用とありますが、自己流の持ち方をしにくいため鉛筆にはめても結局はずしてしまう子が多いです。

 

 鉛筆も箸も正しい持ち方をしつけるのは根気がいりますが、間違った持ち方を見過ごすのではなく、幼児期に繰り返しご家庭で教えてあげてください。